PTSオリジナル商品

電極カバー「電吉君」登場

当社オリジナルの電極カバーの紹介です。

その名もPTSオリジナル「電吉君」(でんきちくん)です。

貯水タンクには水位センサーである電極が付いています。

普通は雨水がかからない様に電極カバーが付いているのですが、それが経年劣化で無くなっています。

こうなると電極保持具の中に雨水が溜まり誤作動を起こしてしまいます。

新たな電極カバーを取り付けるためには電極保持具を抜いたり結線を外したりと色々と大変です。

そこに目を付けたのがPTSオリジナル電極カバー「電吉君」です。

蓋には南京錠で施錠が出来ます。

底の部分に専用のコーキング剤を充填して既存の電極に被せるだけです。

カバーの後ろには電極線を通す穴が開いています。

この穴の下部にはスリットの溝が切ってありカッターなどでさらに切り込みを入れると外れるようになっています。

そうすると電極保持器から電極線を外す必要も無くなります。

まさにワンタッチで取り付け可能な優れものです。

大きさはこの図の通りで絶妙の大きさになっています。

電極はマンホールパネルの隅に設置されることが多いです。

どのメーカーのマンホールパネルであっても干渉しない大きさにしています。

カバーの正面はかなり低い位置から開くので取付後のメンテナンスも楽々です。

本体の両サイドの下部には内部に結露した水分の排出と通気のためのメッシュ加工が施されています。

構想から完成まで3年かかった自信作です。

ぜひぜひPTSオリジナル電極カバー「電吉君」をお役立てくださいませ^^

PTSゴムライニングボルト『ごむ坊』登場!

久々のPTSオリジナル商品のご紹介です。

貯水タンクの取出口等を止めているゴムライニングボルト。

このボルト頭は貯水タンクの中で水中に位置するので止水の為にゴムで覆われています。

このゴムが経年劣化で写真の様に溶け出してボロボロになり、挙句は漏水に繋がります。

この現象を解消するためには、このボルトを交換するしかありません。

しかしながらこのボルトは、メーカーによって多種多様。

しかもタンクメーカーが次々と撤退したので実質入手が困難になっています。

そこで満を持して登場したのがこちら!

PTSゴムライニングボルトセット「ごむ坊」です。

付箋の「む」の字が間違っているのはご愛敬と言う事で…(-_-;

素材は全てSUS304です。

ゴム素材も水中で経年劣化しにくい特殊なゴムを使用。

ゴムの付け根には止水効果を高めるフランジ形状。

ナットには焼き付き防止コーティング処理を施しています。

補強材や中仕切りパネル等に使われているゴムライニングボルト。

入手できないと修理そのものが不可能になってしまいます。

今現在貯水能力のあるタンクを新品同様以上の強度まで復元してリユースすること。

その目的のために「ごむ坊」おおいに活躍しますヽ(^0^)丿

マンホールパッキンも交換が必要です

貯水タンクには、点検・清掃時、人が出入りできるマンホールが付いています。
そのマンホール蓋の内側には、必ずパッキンが付いています。異物が混入したり、雨水が槽内に浸入しないようにする役割があります。

でも年月を経ることで、このパッキンの弾力がなくなり、マンホール蓋が完全に密閉出来なくなって行きます。すると当然の様に隙間が出来て、異物や雨水の浸入が危惧されます。衛生的な状態で無くなる訳です。
マンホールパッキンの交換が必要になります。

PTSマンホールパッキンがあります。これをマンホール蓋に貼り付けるだけで貯水を衛生的に保てます。

PTSマンホールパッキンがあります。これをマンホール蓋に貼り付けるだけで貯水を衛生的に保てます。

PTSマンホールパッキンの厚みは約6~7mmです。弾力があるというより、今流行の低反発素材の特性を示します。強く指で押さえると、押さえた部分が反発しながらもぺッタンコになります。

指を離すとぺッタンコになった部分が、ジワ~ッと復元して行きます。この復元具合がマンホール蓋に貼り付けられた時に、あらゆる隙間に変形して対応してくれます。

どのようにマンホールの蓋に、貼り付けて行くのか解説いたします。
まずマンホールの蓋を用意いたします。これは新品のマンホール蓋ですが、通常、張替えであれば、古いマンホールパッキンを剥がすと言う作業が付加されます。

PTSマンホールパッキンを端から順に貼り付けて行きます。この時パッキンは弾力があるので引っ張れば伸びますが、あまり伸ばさない様に、伸ばさないことを意識しながら貼り付けて行きます。

PTSマンホールパッキンを伸ばして貼り付けてゆくと、パッキンの厚みが薄くなってしまうし、さらには縮もうとする力で剥がれ易くなってしまいます。

PTSマンホールパッキンを貼り終えた収めの部分ですが、今度は少し縮める様に突き合わせます。少しだけパッキンを長めに切って、縮めながら突き合わせる訳です。こうしないとパッキンの収めの部分に隙間が出来るからです。

これでPTSマンホールパッキン取付完了です。貯水槽清掃時などに簡単に張替えが出来ます。
ロール状になっていて、1巻14.9mあります。一般的な直径600mmのマンホールの蓋でしたら、7~8個分に貼り付けられます。

マンホール蓋のパッキンは、点検時でも結構見落とされる部分ですが、非常に大切な部分でもあります。

PTSマンホールパッキンなら簡単に施工できて、密閉性も抜群なのです。晴れの日ばかりではありません。雨の日もこれで安心ですね。

工事中の空気もきれいにします。PTSエアクリーン

作業現場の臭いも埃も軽減する「PTSエアクリーン」を紹介します。工事現場では、物を削ったり、はつったりして、どうしても粉塵や臭いが発生します。そんな作業環境を改善する為に、開発いたしました。

これが「PTSエアクリーン」の本体です。特殊な機能を備えたフィルターが内部にあります。

本体は簡単に分割できて、作業現場のすぐ近くまで搬入できます。中にはフィルターが詰まっています。

フィルターの中にはポンプとまた別のフィルターが詰まっています。網の上に乗っている部品が特殊ノズルで、ここから水を拡散させて、埃を吸着!きれいな空気だけを排気すると言う訳です。

これが特殊ノズルを上から見た様子です。丸いフィルターのすべてに水を拡散させて霧状に吹きかけていきます。

貯水タンクのリユース工事で、稀にどうしても削らないといけない工事もあります。こんなとき「PTSエアクリーン」がぴったりです。

「PTSエアクリーン」を貯水タンクのすぐ近くにセットします。貯水タンクからの排気をビニールダクトを通じて「PTSエアクリーン」本体に接続します。

特殊ノズルから水が拡散している状態です。この細かい霧状の拡散された水が埃を吸着していきます。その後、きれいになった空気はフィルターを介して排気されます。

この拡散される水の中に「PTSリムーバー」を700倍に希釈して投入すると、建築現場につきものの有機溶剤等の臭いも無くなります。

営業をしながらのショッピングセンター等のリニュアル工事や室内のリフォーム現場、さらにはコンクリートや石材のはつり工事に威力を発揮します。しかも嫌な臭いも軽減する高機能集塵機です。

軽量で様々な現場に対応します。現場作業も快適でないといけないですよネ♪

そんな錆でどうするの?PTS防錆キャップがあるじゃない!?

FRPパネルタンクは、FRPパネル板を組立ボルトとナット及びパッキンを用いて貯水可能にした構造体です。
組立ボルトとナットは側面部・底部は、通常タンクの外部にあり、天井部は、その構造上どうしても内部に位置しています。
組立ボルト・ナットは、腐蝕しにくいように、ステンレスやスチール鋼を電気メッキしたもの、亜鉛のドブ漬けされたものが使われています。

タンクには、水の使用量に応じて水道水が給水されます。水道水には、消毒の為に塩素が含まれています。塩素がないと細菌が発生します。夏場に新聞紙上を賑わすO-157(病原性大腸菌)等も残留塩素濃度が0.1ppm以上あれば、1分以内に死滅してしまいます。

水道水が給水された際に、この塩素がガス化して気相部(水面より上の部分)に溜まります。この塩素ガスが、ボルト・ナットの結露で付いた水滴の中に溶け込み、錆びると言う腐食を進行させます。

塩素ガスと水が反応して次亜塩素となり、これがさらに塩素と活性酸素に分離することでボルト・ナットが飛躍的に錆びることになります。
鉄材が錆びると言うのはつまり酸化現象のことなので、酸素の供給量が非常に多くなり、ステンレスのボルトであっても錆びてしまうのです。

平成5年以降に製造されているFRPパネルタンクは、内部気相部ボルトに、防錆ボルト(樹脂皮膜ボルト)を使用する様に義務付けられています(建設省機械設備共通仕様書)
しかし、既に錆びたボルト・ナットを防錆ボルトに取り替えるのは、非常に危険で困難な作業になります。レンチ等の工具が使えない状態まで腐食していると、切断用ベビーサンダーを用いて、ボルト・ナットを一本づつ切って行かないといけないし、パネル本体を傷付ける可能性もあります。さらに施工時間が長時間におよぶのと施工価格も高くつきます。

でも、このまま放置すれば錆片・錆汁が貯水内に落下し、衛生的に良くないし、天井部の強度が場合によっては低下して、タンク全体の強度低下にもつながります。

何らかの対策が必要になります。

そこで登場するのは、PTS防錆キャップです。ボルトの頭側の短いB型とナット側の少し長いN型があります。
PTS防錆キャップの特徴は次の通りです。

   ①簡単な施工で、錆びたボルトを完全に、防錆することが出来ます。
   ②ボルト・ナットを真空密閉状態にするので、錆片・錆汁の貯水内への落下もなくなります。
   ③貯水タンクの清掃時に簡単に取付可能です。
   ④特許商品(特許第2114472号)です。
   ⑤全国建築物飲料水管理協会の推奨品(O-001号)です。

小さなものですから、取付方法が分かるように見ていただきましょう。ナット側には、N型を使います。

PTS防錆キャップに充填剤を必要量注入します。大体8分目位が適量のようです。ボルトの質量によって微妙に変わります。

PTS防錆キャップの頭には小さな穴が開いてます。

最初はその穴を指で押さえて、軽く捻りながら被せて行きます。
これも8分目位被さったところで、穴から指を離します。
さらにゆっくりと捻りながら最後まで被せると、上の写真の様にブチュブチュと充填剤が穴からはみ出してきます。
充填剤がキャップ内の空気と共にはみ出してくるのを確認できれば、真空密閉状態になった証拠です。

はみ出した充填剤を拭き取れば完了です。実に簡単です。

PTS防錆キャップは、ボルト・ナットを真空密閉状態にして、完全に錆の進行を止めるので、錆片・錆汁の貯水への落下も見事になくなります。

「そんな錆で大丈夫?」はい!大丈夫です!、PTS防錆キャップがありますから。

通気管交換しなきゃいけないけど、お水がもったいないし・・・。

通気管ってご存知でしょうか?FRPパネルタンクには必ず付いています。
どこに付いているかと言うとタンクの天井部に必ず付いています。
その役目は、タンクの中で水の上下がありますから、空気の流入出口が必ず必要になります。その役目を果たすのが通気管です。通気管がないとタンク内部の空気が、加圧になったり負圧になったりとするため、タンクが変形し破裂する可能性があります。

通気管は空気の流入出口なので構造上、異物がタンク内に入らないように防虫網が付いています。しかし経年劣化で、この防虫網が破れてたり、通気管の傘の部分が劣化して雨水がタンク内部に入ったりして、衛生的ではありません。

通常このように経年劣化した通気管は、貯水槽の清掃時や断水作業をともなう補強・補修工事に取替えをします。

なぜなら、例え1個の通気管を交換する場合でも、貯水槽内部の水を全て排水して作業しないといけないからです。構造上この通気管は、本体を天井部に貫通させ、タンクの中からねじ込んで固定するようになっています。ですから、作業も必ず2人は必要で、タンク外から一人が通気管をしっかり固定して持ち、もう一人はタンクの内部から、通気管を固定する部品をねじ込む必要がある訳です。

そこで、きんぱね株式会社が開発したのが「PTS通吉君(つうきちくん)」です。

まず経年劣化した通気管の傘の部分だけを撤去します。通気管本体も劣化していますので、結構簡単に傘の部分は撤去できます。次に傘の部分を撤去した通気管に、PTS通吉君の筒の部分だけを被せます。この下のスカート部分に接着剤が充填してあり、強力に接着します。

次に接着したPTS通吉君のスカート周りに、完全防水と見た目の美しさの為にコーキングを施します。

PTS通吉君の筒の部分のセットが完了したところです。筒のサイド部分が通気口になっています。網目1mm程度の防虫網が付いていますが、さらに補強の為に荒めの非常に強度の高いネットを、バックアップに付けています。これでカラスが突いても大丈夫!?です。

最後に雨水が入らないように、傘の部分を被せて接着すれば完了です。
このPTS通吉君のメリットは、①貯水槽の水を排水しなくていい。
                  ②作業も一人で出来る。
                  ③作業が簡単だから取替えも安くなる。

保険所や検査機関による貯水槽立入検査の際に、通気管の防虫網は、検査の対象になります。もし防虫網が破れていれば、早急に改善する様に行政指導を受けることになります。
でも通気管を変えるためには、通気管の価格プラス作業員が2人かかる作業費、さらに排水してしまうお水のコスト、しかも作業中は断水になってしまいます。PTS通吉君はそんなデメリットを全て解消します。

PTS通吉君は、そんなお客様の負担を軽減するために開発したオリジナル商品です。

PTS屋守君(やもりくん)は貯水タンクの屋根を守ります!

基本的には、FRPパネルタンクにはFRP樹脂ライニング補強を施して補強するわけですが、既に天井部が割れていたり、クラック(ひび割れ)が入っているタンクには、さらに補強材で補強する必要があります。

PTS屋守君(やもりくん)の分解構造の模様

そこで当社が開発した天井部の開き防止補強材「PTS屋守君(やもりくん)」です。
名前の由来は手足でしっかりと屋根を守るやもりの様なので「PTS屋守君(やもりくん)」と名付けました。

「PTS屋守君(やもりくん)」の取付状況

取付方法は簡単です。ワンタッチで天井部に引っ掛けるだけ。後は締め付けのトルクをかけてやれば、ほら!このようにしっかりと天井を守ってくれます。

天井部が劣化して、クラック(ひび割れ)が入れば、もう待ったなしです。いつタンクが破裂してもおかしくありません。
水槽の中に水がある限り、その水の外に広がろうとする応力(水圧)にタンクが耐えられなくなって破裂するだけです。でも水を抜くとすぐに断水になってしまいます。
こんなときにも応急処置としても「PTS屋守君(やもりくん)」が活躍します。

FRPパネルタンクには色んなサイズがありますが、「PTS屋守君(やもりくん)」はパーツの組み合わせによって様々なサイズのタンクに対応できる優れものです。

FRPパネルタンクの強度をよりいっそうアップさせたい!FRPパネルタンクを取り替えずに使い続けるようにしたい!ローコストで地震にもびくともしないタンクにしたい!そんな想いを込めて

「PTS屋守君(やもりくん)」は、きんぱね株式会社が開発したオリジナル補強部材です。