まずは内部の補強からスタートです。
130mm幅×1,000mm長のガラスマットにポリエステル樹脂を染み込ませて行きます。同様のことを合計3回繰り返してガラスマット三枚重ねにポリエステル樹脂を染み込ませたものを施工部に持って行きます。
サプライマー塗布したパネル接合部にこのガラスマットを貼り付けて行きます。
この内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事を側面部と底面部の全ての接合部に施しました。
パネルの継ぎ目がなくなりパネルタンク内部が一体になるので強度が大幅にアップします。さらにパネルタンク内部の継ぎ目がなくなるので漏水の要因もなくなります。
次に内部天井部(気相部)の組立ボルトが錆びていたのでPTS防錆キャップを取り付けしました。
PTS防錆キャップを取り付けるとボルトを真空密閉状態に保つので酸化現象である錆の進行を止め、強度も保ちます。
さらに貯水内への錆片・錆汁の落下を防ぎ、貯水を衛生的に保てるようになりました。
内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事と内部気相部部ボルト防錆キャップ取付工事が完了したところです。内部からの補強で天井部の割れもほとんど目立たなくなりました。
ほら!あんなに割れて酷かった継ぎ目もほとんど分からなくなりました
でもこれで終了ではありません。
お次はFRPパネルタンクを外部から補強し、さらに強くて安心・安全なタンクに生まれ変わらせます。