劣化したコンクリート製貯水タンク(RC製貯水槽)は危険がいっぱいです
ではどんな補修方法があるのでしょうか?
エポキシ樹脂ライニング工法
エポキシ樹脂ライニング工法がその代表となります
コンクリート製貯水タンク内部全面にエポキシ樹脂を刷毛・ローラー・コテで塗装します
エポキシ樹脂が劣化したコンクリート躯体に密着し、耐水性に優れた強固な塗膜を形成します
塗膜の防水でコンクリート躯体の中性化や水の浸入を防ぐので、飲料水を安全で衛生的に保ちます
しかしながらエポキシ樹脂ライニング工法ではコンクリート製貯水タンクの強度の復元にはなりません
非常に強固な塗膜をタンク内部に形成しますが、あくまで塗装であり補強にはなりません
FRP樹脂ライニング工法
当社が自信を持ってお勧めする工法がFRP樹脂ライニング工法です
コンクリート製貯水タンク内部全面にガラスマット3枚積層(3プライ)によるFRP樹脂ライニング工事を施します
内部天井部は水圧の負荷がかからないので1プライもしくは2プライのFRP樹脂ライニングを施します
FRP樹脂ライニング工法はコンクリート製貯水タンクの躯体を利用したもので、タンクの内部にもうひとつのFRP製タンクを形成する複合構造体になります
ですからコンクリート躯体の劣化を防ぐばかりでなく、コンクリート製貯水タンクの強度をアップさせ、しかも完全防水なので外部からの汚水の浸入等もシャットアウト、飲料水を衛生的に護ります