FRPパネルタンクを外部から補強して行きます。
まず天井部を補強します。
500mm幅×1,000mm長のガラスマットにポリエステル樹脂を染み込ませて、天井部に貼り付けて行きます。
500mm幅×1,000mm長のガラスマットにポリエステル樹脂を染み込ませて入る様子。
この作業を2回繰り返しガラスマット2枚積層のFRP樹脂ライニングを施します。
これで天井部のパネルの継ぎ目がなくなり、地震のスロッシング(液面揺動)にも強いタンクに生まれ変わりました。また雨水等がタンクに入ることもありません。
側面部にもFRPを貼り付けて行きます。
このパネルタンクは水温を一定に保つために保温構造になっています。側面のFRP板の上に保温の為に保温材が付けてあり、それをカバーする化粧板が側面を覆っています。その化粧板が経年で劣化して割れています。
化粧板を取り替えると言う方法もありますがいずれまた割れるので今回はガラスマット1枚でFRP樹脂ライニングを施し、今後割れが発生しないようにしました。
ガラスマット2枚積層で厚み約2mmのFRP樹脂ライニング層が天井部を補強しています。上に乗ると頼りなく、フワフワしていた天井部が、上に乗ってもびくともしなくなりました。
側面部もFRP樹脂で補強されたので、化粧板が割れる心配もなくなりました。
これでタンクの強度は新品同様もしくは新品以上になりました。
強度は新品以上になっても見た目が悪くてはいけません
お次は見た目も新品以上に致します。続く・・・。